ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス 5話までの感想|まさかの叙述トリックだった

5人の子供たちは幼いころから様々な経験をしていた。例外は長男のスティーブンだけ。ほかの4人は恐ろしい思いや何かしら能力を有している。しかし、スティーブンだけは恐ろしい思いも能力も有していなかった。

だから、ほかの4人は恐れて話そうとしないことでも、スティーブンは小説に書くことができた。そんなスティーブンのもとに父からの電話があった。妹のネルが自殺したという訃報だった。そのときに初めてスティーブは恐ろしい体験をするのであった。

めちゃめちゃネタバレがあるので注意してください。

人物整理

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスは1人を軸に物語が展開するのではなく、5人を中心とした物語です。そのため、僕はかなり混乱しました。

今ではなんとなく見分けがつきますが、それでも分からないときがあるので整理の意味も含めて簡単に人物紹介をします。

スティーブン

様々なホラー小説を書きながら、一度もホラー体験をしたことがない変わり者。なにが変わっているって兄弟はあれだけ恐ろしい体験をしておきながらスティーブは一度もないということ。幽霊屋敷にいながらホラー体験をしないって神に守られているとしか思えない。

そういうスティーブだからこそ気軽にホラー小説を書くことができた。しかし、恐ろしい体験をしたことがある兄弟からは反発されている。ネルが自殺したという一報がきっかけなのかは分からないけど、ついにホラー体験をすることに。

妻がいるが別居している。

理由は少なくとも5話まで不明。

シャーリー

子供のころから恐ろしい体験をしている。最たるものは子猫を拾うもすぐに全滅。そのときに死んだはずの猫から虫が出てきたり、死んだはずの猫が目を開いたり。

母親を奇麗にした葬儀屋に憧れたのかは不明だが、自身も大人になり葬儀屋を営むことに。そこでネルの化粧を行った。

ルーク

ネルとは双子。子供のころ誰にも見えない友達がいた。アビゲイルという名の金髪の女の子。しかし、今のところアビゲイルが物語に関わることはない。

一番の恐怖体験は身長3メートルに届くほどの大男。この大男を目にすることで、大人になった今でも目の前に現れる。そして、大男を忘れるために薬に手を出す。

でも、そのことを悪いと思っているのか更生施設に入ることになった。そこで女性に出会うも裏切られ、その直後にネルの訃報を聞く。

テオドラ

もっとも能力を有している人物。手を触れるだけで何かしら知ることができる。そのため、恐ろしい経験をしているはずだが、作中ではさほどの描写がないのが気がかりではある。遺体のネルに触れて何かを察したのか泣き出すが、なにを見たのかは不明。

ネルが自殺する前に喧嘩をしているため、そのことを後悔しての涙だったのかもしれない。シャーリーの夫と何かしら繋がりがある。ただし、テオドラはレズのため不倫ではないと思われる。バイの可能性もあるが…。

ネル

もっとも恐ろしい体験をしているであろう人物。子供のころから首折れ女を見ている。首折れ女とは文字通り、首が折れて吊るされた女のこと。その首折れ女のことを子供のころよく見ていた。しかし、その首折れ女が最近になって戻ってきたのだという。

そのことを相談したのが夫となった男だった。それから安らかな眠りにつくことができたが、しばらくして再び戻ってきた。そのさいに夫を亡くす。しかし、夫を亡くしてからが地獄だった。何度も何度も首折れ女をみてセラピーを行うことにした。

そのときに全ての元凶であるヒルハウスに戻るといいと助言される。そのことを名案と思ったのかは分からないが、実際にヒルハウスに戻り、自殺した。

感想(ネタバレ注意)

こういうのを叙述トリックというのか分かりませんが、5話の最後にとんでもない展開がぶち込まれました。まさかの首折れ女がネルという事実。これは比喩表現でもなんでもなく、実際に描かれたことなんで、なんというか凄いですね。

ネルが子供の頃に見たのはすべて自分だってこと。

大人になって見たのも自分。

なんて恐ろしい…。子供の頃にみた首折れ女は「うそうそうそうそ」と呪文のように吐き続けていた。これどういう意味なんだと思っていましたが、まさかその通りに「嘘嘘嘘嘘」と言っているとは思いもしませんでした。

でも、実際に自分がああなったら「嘘」と言いたくなるもんでしょう。しかし、こうなってくるとどういう話になるのか分からなくなってきます。

だって、僕は今まで幽霊はいないものだと思っていました。子供の頃のトラウマで今も悩んでいるとばかり思っていました。しかし、実際に幽霊はいて苦しんでいる。その元凶になっているのがネル。いや、マジでどうなるんだ。

分からないことと言えばスティーブンです。どうして彼だけ今まで心霊体験をしなかったのか。いくら何でもあんな幽霊屋敷にいて何も体験しないってのはおかしいですよね。しかし現実になにも体験していなかった。そして、初めての心霊体験がネルによるもの。

おそらくあれは首折れ女と同様にネルなんでしょう。

分からないなぁ…。

まだまだ謎はあります。母親が死んだ理由とは。父親があれだけ恐怖体験をしている子供たちに黙っている理由とは。結果的にネルは自殺だったけど、過程は間違いなく何者かによるもの。それは何者なのか。気になることが多すぎる。続きが楽しみです。